熱中症ゼロへ!現場で今すぐ使える『ひんやり対策術』8選
酷暑の現場では、従来の対策だけでは不十分です。熱中症による労災や健康被害を防ぐには、「すぐに・誰でも・手軽に」できるひんやり対策が重要です。最近では、冷感グッズや工夫を取り入れた“現場独自の涼対策”が注目されています。この記事では、【ネッククーラー】【ファン付き作業着】【アイスベスト】など、2025年最新のアイテムを含めた“即効ひんやり対策”8選をご紹介。厚生労働省のガイドラインとも連動し、実効性と継続性を兼ね備えた現場支援のヒントにお役立てください。
ネッククーラーで首元を重点冷却
首元の太い血管を冷やすことは、体温全体を下げるのに効果的です。最近では、冷却プレートタイプや冷却ジェルタイプなど、作業中でもずれにくく再使用可能な製品が登場。屋外・屋内問わず、真夏の必需品となっています。
ファン付き作業着で“風を着る”
外気を取り込んで内部の蒸れを防ぐファン付き作業着は、今や現場のスタンダード。ファンの位置や強度、バッテリー容量も年々進化しており、電動式でも作業性を損なわない設計に。
アイスベストで即効冷却
背中や脇など、熱がこもりやすい部位を効率的に冷やす「アイスベスト」は、熱が体表面にたまるのを防ぐのに有効です。子ども用サイズも展開されており、若年者や高齢者など体温調整が苦手な層にもおすすめ。
冷却パックは“応急冷却”にも
手軽に使える冷却パックは、突発的な体調変化や一時的な暑さのピーク時に役立ちます。作業者がポケットに忍ばせておけるサイズ感と即効性で、いざという時の“体温リセット”に重宝します。
ヘルメットの中も対策!冷却インナーで頭部保護
「頭がのぼせる」現象は熱中症の引き金に。ヘルメット用の冷却インナーや冷感タレを組み合わせることで、蒸れを軽減し集中力の維持にもつながります。送風機能付きヘルメットも登場し、より高性能な対策が可能に。
冷感タオルで首・脇を手軽に冷やす
濡らして軽く絞るだけで冷却効果が得られる「冷感タオル」は、手軽さと携帯性が魅力。作業中でも使いやすく、頻繁に交換することで衛生面の安心感も。複数枚支給して、洗い替えがあるとより良いでしょう。
アイススラリーで“内側から冷却”
内臓まで冷やすなら、摂取する冷却「アイススラリー」が効果的。氷と液体の中間状態の飲料で、吸収効率が高く、熱中症予防の新定番として注目されています。企業導入の実績も徐々に拡大中。
魔法瓶型ミニアイスパックで“どこでも長時間ひんやり”
持ち運びに便利な魔法瓶構造のミニアイスパックは、現場作業中でも20時間近く冷感をキープできる優れモノ。(※使用状況により効果は異なります。)
使い方は、氷や水を注いですぐ使用するか、凍らせてから使う2通り。
さらに、冬場はお湯を入れて保温ボトルとしても使用できるため、年間を通して熱・寒さの両方に対応可能です。
実効性を高める“継続可能な冷却対策”の重要性
ひんやり対策は、“手軽・継続・楽しい”が三本柱です。作業者が無理なく取り入れられる工夫をすることで、熱中症予防はより実効性を持ちます。今回ご紹介した8つの対策は、ぜひ、あなたの職場でも取り入れて、夏の現場を安心・安全に乗り切ってください。